かまってちゃんの8つの特徴と6つの深層心理!かまってちゃんの上手な対処法って?

周囲を困らせる言動をする「かまってちゃん」。面倒臭いな……と思うけれど、放っておくわけにもいかず、同情したふりをしている人も多いですよね。かまってちゃんの特徴や心理、対処法をまとめてみました。また、「もしかしたら自分がかまってちゃんかも」と不安に思う方への治す方法もお伝えします。

目次

「かまってちゃん」とは、かまってほしくて迷惑な行動をする人のこと

かまってちゃんとは、心配してほしかったりかまってほしいがために、気を惹くような言動を繰り返す人のことです。あまりいい意味では使われないので注意が必要です。現代はSNSの普及により、TwitterやFacebookなどでかまってちゃんな言動をする人が増えてきました。

周囲に辛い思いやネガティブな感情を積極的に発信するのが特徴です。「もう嫌だ」「死にたい」などと心配させるようなことを書いたりして、「どうしたの?」「大変だね」と言われるのを心待ちにしているのです。人によっては、周囲に同情をかってもらえるようなストーリーを作り出したりもしてしまいます。

中にはうつやパーソナリティ障害など、本当に病気の人もいますが、かまってちゃんの大半は寂しさと自信のなさを持った愛情に飢えている人と言えます。ここではかまってちゃんについて理解を深め、周りにいるかまってちゃんの対処法や、自分がかまってちゃんかも?と不安に思う人へ、治し方のヒントをお伝えします。

「死にたい」とばかり書いていたらかまってちゃんかも!?

「もう疲れた」「消えてしまいたい」と思ったことのある人はいると思います。そのときの感情に任せてSNSで呟いてしまった……といった経験を持っている人も少なくないでしょう。

でも、それが頻繁じゃなかったらまだ大丈夫。ネガティブな発言ばかりし、時には嘘の不幸自慢までするようになったら、それはかまってちゃんかもしれません。周りに、そういったかまってちゃんがいるという人は多いでしょう。どこからがかまってちゃんでどこからがただの落ち込みなのか、明確なラインを引くことは難しいですが、以下にかまってちゃんに見られやすい言動をまとめました。

1、「死にたい」「もう嫌だ」などとネガティブな発言ばかりする

多かれ少なかれ、弱音をSNSやLINEなどで呟いたことの経験は誰でもあるのではないでしょうか。愚痴や弱音を他人に聞いてもらうと、少し気持ちがすっきりしますよね。

しかし、それも度を超したら要注意です。かまってちゃんは「死にたい」「人生に疲れた」「自分なんかいなくなればいいのに」などを、不特定多数が見られるところで頻繁に呟きます。次の日には「彼氏とデートしてきた」などと立ち直ったかと思うと、また「死にたい」と呟く……そんなことを繰り返します。まだ冗談交じりに言うのなら反応が幾分かしやすいのですが、かまってちゃんは深刻な様子でネガティブな発言を度々します。

中には本当に「死にたい」と思って呟く人もいますが、かまってちゃんは「どうしたの、大丈夫?」と言ってもらうのを心待ちにしているのが特徴です。

2、大量の錠剤の画像などの怖い画像をSNSにアップする

「今からOD(オーバードーズ。薬を大量摂取すること)します」などと言って大量の錠剤の画像をUPしたり、「リストカットした」と言ってリストカットの傷痕をUPする人もかまってちゃんの兆候が強いかもしれません。心を病んでいる人が実際にODやリストカットをしてそのことを呟くことはありますが、かまってちゃんは不特定多数が見る場で、証拠写メと言わんばかりの画像をUPし、気を惹きたがる傾向があるようです。

リストカットは伝染すると言われています。そう言った画像をSNSにUPすると、それを見た人が影響を受けて同じ行為をすることがあるのです。心を病んでいる人は特に影響されやすいです。そういったことを防ぐためにも、誰でも見られる場所に自傷行為などの写メをUPする行為はやめましょう。

3、「今から死にます、さようなら」などと書く

「今から死ぬ」といった発言を繰り返している人はいませんか?自殺を図る人は何も言わずに自殺をするという認識が世間にはありますが、自殺を図る人の中には以前から「死にたい」と周囲にもらしていたケースが見られます。

しかし、「死にたい」と「死のう」は意味合いが大きく異なります。「死のう」と行った言葉は誰かに止めてほしい場合が圧倒的に多いです。したがって、「今から死ぬ」と呟いているのは自殺を考えているけど心のどこかで止めてほしいケースか、「死なないで」と言ってくれるのを心待ちにしているかまってちゃんだと言えるそうです。

今まで何十回も「今から死にます」と書いているのに、自殺を図ったことが全くないのは、かまってちゃんにありがちなパターンです。

4、「やばい、どうしよう」と意味深なことを呟く

「大変なことが起きた」「もう終わりかもしれない」などと意味深な呟きをして、「どうしたの?」というコメントを待っている人は、かまってちゃんの傾向があるかもしれません。

「やばい、どうしよう」と書けば周囲は心配した様子のコメントをします。それが分かっていて、「大丈夫?」と言われるのを待ち構えているのです。

しかし、かまってちゃんは意味深なことを呟く常習犯なことが多いので、周囲の心配した様子のコメントも、あくまで心配しているふりをしているだけということが少なくありません。そして、その上っ面な心配をする人も徐々に減っていくでしょう。

5、自分の写真を大量にアップ

自撮り写メをUPしたことのある人は沢山いると思います。自撮りは何も悪いことではありません。UPすることは個人情報を自ら晒しているといえるので、画像転載など、プライバシーの観点から見ると危険が伴う行為でやめた方がいいとの意見も多いですが、Facebookなどでは多くの人が自撮り写メをUPしている時代となりました。

自撮り写メをUPする人は、いわゆるリア充アピールだったり、どこかしらに「可愛い」と思われたい部分があるはずです。なのに、「ブスだから……」と言っているわりに自撮り写メを大量にUPするのは、多くの人が疑問に思う行動だと思います。かまってちゃんにはそういう行動をする傾向が見られることがあります。

6、武勇伝やモテ自慢をする

「昔、補導されたことあるんだ」や「しょっちゅうナンパされて困ってるんだよねー」などの非行自慢、モテ自慢をするのはかまってちゃんかもしれません。そんなことを聞いて、すごいなあと感心する人はほとんどいませんよね。

ですが、かまってちゃんの人たちはそれが自分自身のアピールなのです。かまってちゃんは周囲の反応を集めたいがために、そういった発言を度々することがあります。それを見た周りの人が引いているのも知らずに、誤った形での自慢を繰り返してしまうことで大切な人を失ってしまうかもしれません。

7、「結局自分は一人なんだ」「誕生日なのに誰も祝ってくれない」などと書く

「結局自分は一人なんだ」と呟く仲間がいる時点で、その人は少なくとも一人ではありませんよね。本当にその人を大切に思っている人がいたら、「じゃあ自分は何なんだ」と不快に思う人もいるかもしれません。

実際は、「自分は一人なんだ」といった発言を繰り返しているがために、呆れている人も多いかもしれませんが……。「誕生日なのに誰も祝ってくれない」などといった発言は、「誰かに祝ってほしい」というアピールのことが多いです。かまってちゃんはとにかく周囲の反応を心待ちにしています。それに応えても、かまってちゃんは次々と気を惹く言動をするので、きりがありません。

8、時には嘘をついてまで周囲の関心を集めたがる

「がんって告知された。死にたい」「レイプされた」という発言を見聞きしたとき、あなたはどう思うでしょうか。その人がそういった発言を繰り返す常習犯でない限り、心配をしてコメントをするでしょう。

しかし、その発言が嘘だったら大問題。それが実際に起こっていなかったこと自体は喜ばしいことかもしれませんが、心配した人たちはきっと怒りを覚えますよね。周囲の人たちの心配をないがしろにしてでも、嘘をついて周囲の気を惹こうとするかまってちゃんが世の中には時々います。自分がどう見られているかということばかりが頭にあるので、周囲の気持ちなどお構いなしです。

9、とにかく自分を大きく見せたい

かまってちゃんはとにかくその名の通り、多くの人から自分の事を気にかけてもらいたいという欲求が人一倍強くあります。そのため、自分が他者から気にかけてもらえる対象になろうと努力しようとする傾向があります。

その傾向の中身は今まで上で述べてきたようなアブノーマルなものから、自分を想像以上に高尚な存在に見せかけるものまで幅広いと言えます。特に後者の場合、自分には無い優れた部分をでっち上げて、見せつけようとしてくることがあります。

例えば、実際には体験しなかった、過去における人を驚かせるようなエピソードや、自分の関係者の存在を大きく虚偽して、自分の存在価値を大きく見せようとするのです。これは正に自分が他者から注目を集めるための手段と言っていいでしょう。

かまってちゃんの心理は「周囲の人に認めてほしい」

上記のような言動、行動をするかまってちゃんはどういった心理なのでしょうか。その一つが「周囲の人に認めてほしい欲求」です。周りからの目を過剰に気にしてしまい、どうしたら注目してくれるかと考えているのです。それは、自らの自信のなさが招いている場合があります。

1、他人から認めてほしい

かまってちゃんは、周囲の人から認めてほしいといった欲求が強いと言われています。幼少期における、親からの愛情不足などにより、自尊心が低い人間へと育っていて、自分を認めてくれないと不安になるのです。

なので周囲の心配や同情により、心を満たそうとします。しかし、周囲の気を惹く行為が度重なっていれば、そんな周囲の反応も上辺だけのものかもしれません。「認めてもらう」という本来の目的が果たせていないかもしれないのです。それはどちらにとってもいいことではありませんよね。自分を認めてもらい、愛されるためには周囲の人が「めんどくさいなあ」と思う言動は逆効果です。

2、身近な人に依存したい

依存傾向が強く見られることもかまってちゃんの特徴です。「どうしたの?大丈夫?」と心配すると、かまってちゃんはあなたを依存の対象にし、LINEで頻繁にネガティブな発言を繰り返すかもしれません。その背景には、身近な人に依存したいといった気持ちがあるでしょう。

期待通りの反応を示してくれるあなたは、かまってちゃんにとって必要不可欠な存在となるのです。次第にあなたは疲れ、嫌気が差してくると思います。しかしかまってちゃんにとってはあなたを失うことは恐怖です。離れていったあかつきには、「友達に裏切られた。もう死ぬしかない」などと呟きかねません。かまってちゃんにとって、優しい言葉をかけてくれる人は利益の面だけではなく、精神的な支えとして大切な存在となっているのです。

3、自分に自信がない

かまってちゃんは自分に自信がない人が多いので、物事を相手のせいにしてしまうことがあります。自分のミスや欠点を受け入れることが出来ないのです。相手の責任にすることで本質から目を逸らしていると言えるでしょう。なので、「裏切られた」と他人のせいにし、自らの心を防御するのです。

また、自信がないと不安感も大きく、自分を気にしてくれる人の存在を求めます。自撮り写メの大量UPや自慢は、自信がない故の行動なのかもしれません。

4、自分勝手な面がある

自分勝手な面が見受けられるのもかまってちゃんの特徴です。周囲から取り残されることを極端に恐れ、そのために相手の気持ちも考えずにかまってもらいたがるのです。周囲の人に心配をかけて申し訳ないといった意識は持ちづらく、関心を集めるのに必死になります。

その行動が仲のいい人を遠ざける理由になってしまうとはあまり想像していないかもしれません。周囲が自分をどう思うかということに固執し、心配してくれる優しい人たちを振り回してしまうのです。

5、注目をされたい

かまってちゃんは自分を肯定してくれる人を捜しています。同情や心配をしてもらい、注目を浴びることで心が満たされるのです。その背景には、自分が話題の中心になっていることを認識していないと不安になるという心理があります。

注目されていないと、仲間の輪から取り残され、見捨てられたような気持ちになってしまい、自殺宣言や時として本当に自殺未遂を図るなどして、どうにか自分への関心を集めているのだと思われます。しかし、本当の気分の落ち込みによって死ぬことをにおわせるのと、注目されたかったり見捨てられたくないがために「死にます」と口走るのが違ったものであることは周囲の人も気付きやすいです。

周囲の反応が薄くなってきたことに不安になり、更なる「悲劇のヒロイン」を演じようと躍起になるのでは、本人も疲れてしまうでしょう。

6、周囲からの評価を気にする

周囲からどう思われているのか気になり、同情コメントや心配の言葉を欲する……というのもかまってちゃんに見られる傾向です。周囲の反応こそ、自分の評価だと思っているのです。

人は誰しもが褒められたら嬉しく思い、けなされたら悲しくなったり腹立たしさを覚えたりすると思います。それはかまってちゃんも一緒で、同情されると自分は正しかった、自分は皆から心配をしてもらえる存在だなどと自分を肯定しようとします。また、不幸をアピールすることで自分が他人とは違うのだと思いたいのかもしれません。

重度のかまってちゃんは病気の可能性も

ネガティブな発言ばかりするかまってちゃんと、うつ状態に陥っている人の違いが分からないという人もいるでしょう。うつなどの心の病気を患っている人でも、かまってちゃんのような特徴が見られることはありますし、明確な線引きは難しいですが、違いは「注目を浴びたいがために行動を起こすかどうか」「他人のせいにするかどうか」だと思います。また、度が過ぎたかまってちゃんはミュンヒハウゼン症候群やパーソナリティ障害などの病気かもしれません。

うつとの違いは「注目を浴びたいがために行動を起こす」かどうか

うつなどの心の病気を患っていて、気分の落ち込みからネガティブ発言を繰り返す人もいると思います。しかしそれは他人の注目を浴びようという意図があまり存在しないことが多いです。かまってちゃんは、注目を浴びたくて心配をかけるような言動や行動をとる傾向にあります。

周囲の人がどう思うかを軸に考えて行動するのです。つまり、元からネガティブな言動をする意図が違う訳です。また、うつ状態にある人は色々なことに対して自分が悪いと考えていることが多いのに対し、かまってちゃんは思った反応が寄せられないと周囲の人のせいにすることが多いです。

嘘の病気報告が多かったら「ミュンヒハウゼン症候群」の可能性も

ミュンヒハウゼン症候群とは、自分で病気や状況を作り出し、周囲から同情や関心を集めようとする病気だそうです。お腹が痛いだけで周囲には「胃がんと言われた」くらいのことを言ったりします。そして、病院の検査結果が悪くなるような行為を予めしておいて病気に進んでなろうとしたり、大袈裟に症状を伝えたり、薬を大量に飲むなどの自らを傷付ける行為をしたりします。

重度だと「パーソナリティ障害」の疑いあり

パーソナリティ障害とは、物の考え方や感情、人間関係などに偏りが見られ、本人や周囲が困っている場合に診断される精神疾患です。自分を特別な人間だと思いたがり、欲求を満たすために他人を利用してしまう自己愛性パーソナリティ障害、自身の外見や性的魅力にばかり興味が行き、注目を集めるためにしばしば嘘をついたり演技的な行動をする演技性パーソナリティ障害、感情のブレーキが効かず、他人に見捨てられることを過度に恐れるあまり、自傷行為や自殺のそぶりを見せる境界性パーソナリティ障害などがあるといわれています。

注目を集めるために虚言や自殺のそぶりを見せていたら注意が必要かもしれません。精神科などでの治療が必要になってきます。

かまってちゃんは放っておくとどうなるの?

かまってちゃんを放っておくとどうなるでしょう。大きく分けて、「他の人への依存」「孤立」「自分がかまってちゃんだと気付く」の三つの可能性があると思われます。段階を得て、最終的には自らがかまってちゃんだと気付き、改善しようと努力するケースも見られます。

新たなターゲットを見つける

かまってちゃんが放置されたときに取る行動で、一番に考えられるのが、他に自分の求めている反応を返してくれる人を捜しに行くことです。あなたがかまってちゃんに困っていて、反応を返さずに放っておいたら、最初はしつこく連絡が来たりするかもしれません。しかし、やがてかまってちゃんも諦め、新たなターゲットを見つけようとするでしょう。かまってちゃんを突き放すのが難しいと考えている人は沢山います。そういった優しい人をターゲットにし、再びかまってもらうための行動や言動をするでしょう。

孤立する

あなたから満足する反応を得られなくなったら、新たなターゲットを捜そうとするかまってちゃんですが、人が一生の間で交流する人数には限りがあります。SNSが普及した今、新たな友達を捜すことは簡単になってきましたが、その分離れていくことも簡単に出来るようになっています。

ネット上の友達は沢山いても、実際に遊んだりする人は際限なく増えると言うわけではありません。かまってちゃんが常識の範囲を過ぎる行動ばかり取っていたら、周囲にいる本当の友達は離れて行き、孤立してしまうかもしれません。そうなってしまったら、心を病んでしまったり引きこもりになるケースも出てくると思います。

自分の行動を反省し、治そうと努力し始める

かまってちゃんはなかなか自分の行動を反省することがしづらいとされています。自分が他人にどう見られているかということばかりに捉われ、自身の行動が周囲の人に迷惑をかけているのだと気付かないのです。

しかし、そんなかまってちゃんも周囲の人が離れて行き、孤立してしまったらやっと自分の行動が招いたものだと気付くかもしれません。自覚のあるかまってちゃんは世の中にいます。自身で気付くことが出来たなら、改善しようと努力し始める可能性があります。そうすれば、本当の意味で周囲から認められる存在になることが出来るかもしれません。

言ったら依存されるかもしれないNGワード

これを言ってしまったら、かまってちゃんに依存されるかもしれないNGワードがあります。それは「大変だね」と「私に出来ることがあったら何でも言ってね」です。その言葉はかまってちゃんがまさしく求めている言葉です。そんな言葉をかけてくれるあなたをターゲットにし、依存してくるかもしれません。

「大変だね」

「大変だね」「辛いよね」などは、同情を示すコメントとして一番ありがちでしょう。ネガティブな発言をされたときに、そうとしか言葉が思いつかないと言った場合もありますよね。しかし、その言葉こそかまってちゃんが求めている言葉です。同情コメントをもらえばもらえるほど、自分が注目されている証だとかまってちゃんは考える傾向にあります。かまってちゃんは、そんな言葉をかけてくれたあなたに依存し、しつこくしてくる可能性があります。

「私に出来ることがあったら何でも言ってね」

これも、ネガティブな発言をしてばかりの人を心配してかけてしまいがちな言葉ですよね。優しい人は、その人の力になってあげようと「自分に出来ることがあったら何でも言って」と言ってしまうことがあります。しかしそれは、かまってちゃんが依存してしまう最大の言葉です。「何でも言ってね」と言った言葉通り、しょっちゅう「死にたい」といったLINEが送られてきたりする原因となります。そうなると、あなたは段々重荷に感じ、こっちの精神が参ってしまうかもしれません。むやみにそういった言葉をかけるのはNGです。

かまってちゃんの対処法は「かまわない」のが一番

かまってちゃんに困っているけれど、付き合いをやめることはちょっと難しい……というあなた。もしも、かまってちゃんを彼氏や彼女に持っていたら、簡単に見捨てることは出来ませんよね。そんなあなたが心がけておきたい対処法をお伝えします。

ズバリ「かまわない」!

一番の対処法は「かまわない」ことです。自殺のそぶりが見られたりすると、本当に自殺してしまったらどうしよう……と不安に思うかもしれませんが、死にたいと呟くたびに対処していたらあなたの神経の方が参ってしまいます。

かまってちゃんは注目を集めたいがために「死のう」と呟いたりしている可能性があるので、そんな発言をしても注目を浴びることが出来ないと気付いたら、そういった行為も落ち着いてくるかもしれません。それが難しかったら、思いきってかまってちゃんのSNSを見ないことも方法の一つです。見なければ、気を揉むこともありません。

さすがにかまってちゃんも「どうして私のSNS見てくれないの」などと言ってくることは少ないと思うので、自分から情報をシャットアウトするのも必要です。

同情をせず、せめて共感だけに留めておく

同情することは危険です。かまってちゃんに依存され、かまって度がヒートアップする要因となります。なるべくなら、かまってもらうための言動をしてもやんわりとでも否定することが、依存されない方法です。思い通りの反応が得られないと気付いたら、かまってちゃんは離れて行くかもしれません。しかし身近な関係でそういった対処が出来ない場合、せめて「同情」ではなく「共感」に留めておくことが大切です。「あなたはそう思うんだね」と一歩距離を置いた発言をすることによって、あなたとかまってちゃんの間に一定の距離が置かれ、依存はされにくくなるかもしれません。

「それなのに頑張っていて偉いね」と褒めてみる

「もう何日も寝てなくって辛い」「胃が痛いのに仕事ばっかりで死にたくなる」などとかまってちゃんが呟いた場合は、思い切って「それなのに頑張っていて偉いね」と褒めてみるのも一種の方法です。かまってちゃんは自分を認めてほしい欲求が強いので、それをあえて満たしてあげるのです。彼氏や彼女が「辛い」「死にたい」と言っていたら、辛いのに頑張っていることを褒めてみれば、あなたも無理に慰めの言葉をかけないで済むので楽になるでしょう。

「それ、小説に出来るよ」と言ってみる

かまってちゃんが自分の不幸話をし始めたときは、「それ、小説に出来るよ」「映画化出来るって」などと言ってみるのもいいかもしれません。するとかまってちゃんは自分が認められた気分になり、「そうかな?」と話に乗ってくる人が多いです。「小説に出来るよ」の一言で、あなた自身が精神的負担を負うこともなく、かまってちゃんの欲求を満たしてくれるので面倒臭いなと思ったときには有効かもしれません。

その他の効果的な対処法

ペットだと思う

しつこく自分のことをアピールしてくる、めんどくさいかまってちゃんの事をペットとして考えてみるのも彼らを不快に思わずにすむ方法として、理想的かもしれません。これはあくまでも考え方なのですが、人間でなくペットという気持ちで彼らのことを考えれば、どこかその人のことが可愛らしくなってきませんか?

もちろん、この考え方を使う際には、かまってちゃんの人間としての尊厳を踏みにじるという気持ちではなく、あくまでこういった人達を人間として快く受け入れるための手段という気持ちで使うようにしましょう。

小ばかにしてみる

かまってちゃんは自分の事を気にかけてもらいたいという欲求と同時に自分のことを良く思ってもらいたいというわがままな欲求も強く持っています。そのため、こちら側がかまってちゃんに都合よく、コミュニケーションを取っていると、かまってちゃんの欲求を無意味に満たすだけで、それはかまってちゃんの思い通りとなり、今後余計にかまってちゃんが自分の承認欲求を満たすうえでの標的にされてしまう危険性があります。

そのため、かまってちゃんに対しては、できるだけネガティブな態度で接してみるのも彼らを遠ざけ、うまく対処するうえでは有効と言えるかもしれません。例えば、小ばかにしたり、否定をしたりして、彼らに良い思いをさせない事は彼らが、その人達に対してかまってアピールをしてくることを防ぐ手段にもなりえるのです。

自分の事を過剰に受け入れてもらいたいと思っている彼らにとって、自分への否定的な態度は何よりも屈辱的なもので、嫌なものなのです。そんなかまってちゃん防止策としてはこれ以上強力なものはないでしょう。

「私ってかまってちゃんかも?」と思ったら

ここまで読んで、「もしかしたら自分自身がかまってちゃんかも……」と不安に思われる人もいるでしょう。しかし、自分の言動を省みて、「かまってちゃんになってないかな?」と心配するあなたはきっと大丈夫です。もし、本当にかまってちゃんな面があっても、自覚のあるかまってちゃんは治すことが出来るでしょう。

自分の言動を省みることの出来るあなたは、きっと大丈夫

かまってちゃんは基本的に自分勝手な面があります。周囲にどう見られているかということばかり考え、かまってもらうためのアピールをすることに必死になり、自身がかまってちゃんだという自覚がありません。なので、自省の念があるあなたはかまってちゃんの可能性が低いか、治すことの出来るかまってちゃんでしょう。

誰しも当てはまる部分はある

SNSをやっている人は、誰しもが自分に注目してほしいという気持ちを抱いていると思われます。芸能人でもないのに自分の感情や近況を積極的に発信している時点で、自分の気持ちに気付いてほしいというサインなのかもしれません。なので、かまってちゃんに見られる特徴に当てはまるところが少しだけあった……という人も安心して下さい。自分のアピールは何も悪いことばかりではありません。適度な弱音を吐いて、それを周囲の人に見てもらったり慰めてもらったりすることで、気持ちが楽になることもあるのです。

自覚のあるかまってちゃんは治せる

それでも、あまりに当てはまる場合、かまってちゃんだという可能性はあります。しかし、自分がかまってちゃんだと自覚を持てた場合、自覚がない人と違い、改善する努力をすることが出来るのです。かまってちゃんは将来的に孤立してしまう可能性があります。大切な友達を失う要因ともなります。そうならないためにも、下記で紹介する「かまってちゃんな自分を治す方法」を実践してみて下さい。

かまってちゃんな自分を治すには「自分を受け入れる」

「自分がかまってちゃんかもしれない」という自覚を持てた時点で、あなたはかまってちゃんから抜け出すためのスタートを切っています。かまってちゃんを治せば、よりよい人間関係を築くことが出来るでしょう。そのために自分で出来る方法をまとめてみました。

周りの評価を気にしすぎない

かまってちゃんを治すには、周りからの「いいね!」ボタンの数や、同情してくれるコメントの数で、あなたの存在価値が決まるわけではないということを頭に置いておくことが大切になります。他人があなたの価値を決めるのではなく、自分自身が決めるものです。周りからの評価を気にせず、共感が得られなくても「自分は自分」と思っていれば、周囲の関心を惹こうと間違ったアピールをせずに済むようになります。

相手に興味を持つ

かまってちゃんは自分がどう見られているかということばかりに興味がいき、相手に興味をあまり持たないことが多いとされています。そこで、相手にも興味を持つようにしましょう。自分のことばかりに捉われては、相手のいいところに気付くことが出来ません。相手のいいところを褒めるようにすると、相手は喜んでくれるでしょう。そうすると、自己重要感が高まり、自分自身も嬉しいと思えるようになります。

嘘をつくのをやめる

周囲の気を惹きたいがために嘘をついてしまう人は、思い切って嘘をつくのをやめるようにしましょう。嘘で得られた関心や同情は、本物ではありません。いつしか嘘は綻び、周囲は離れていってしまうかもしれません。本当の自分をさらけ出す勇気を持ちましょう。真実の言葉で得られた愛情や友情は、自身の生きる活力となってくれるはずです。

自分を受け入れる

周囲に認めてもらおうとするのではなく、まずは自分で自分を認めてあげましょう。日記などで自分の感情と向き合ってみるのもいいかもしれません。どうしてもSNSに書くのを止められない……という人は、ネガティブな発言用のアカウントやブログを作ってしまうのも方法の一つです。

そのとき、そちらを見てもらうということを周囲の人に強制してはいけません。また、自身のネガティブな発言ばかりを見られることによって、周囲の人が引いてしまうこともあるので、ネガティブ発言用のアカウントやブログは教えずに、そちらはそちらでそういうものを見たいと思う人と交流する方がいいかもしれませんね。

また、普段から自分で自分を褒めたり慰めたりしてみましょう。自分の感情をきちんと理解することが大切です。

まとめ

かまってちゃんが周囲にいると「面倒くさいな……」と思うことも多々あるかと思いますが、かまってちゃんな人たちもそれぞれ自信のなさや不安を抱えています。むやみに同情せずに適度に距離を置くことで、自らがかまってちゃんだと気付くきっかけになったり、注目を集めるための言動を減らす手助けとなるかもしれません。かまいすぎると、あなたが参ってしまいます。

もしも自分がかまってちゃんかもしれないと思ったら、普段から自分を褒めてみるなど小さなことから努力してみましょう。あまりにも度が過ぎた行動を取ってしまい、それでもかまってちゃんな行為がやめられない場合は、医療機関を受診することも考えてみるといいかもしれません。かまってちゃんに困っている人も、自分がかまってちゃんかもと思う人も、円滑な人間関係が築けるようになるといいですね。