自分の顔に自信がある!という人は、世の中にはそれほど多くはいないと言われています。むしろ、自分の顔が嫌いで受け入れることができない、という人の方が多くいるのではないでしょうか。そんな自分の顔が嫌いな人の心理や、自分の顔が好きになる方法を紹介していきます。
目次
自分の顔が嫌いな人の5つの心理
1.自分の顔に自信がないため

自分の顔に自信が持てないという人もいます。たとえば顔が大きい、目が細い、鼻が大きすぎる、唇が分厚すぎるなど、不満を上げるとキリがないかもしれません。非の打ちどころのない顔の方が珍しいのですが、自分の顔に不満があることからどうしても好きになれないという人もいるでしょう。
コンプレックスはチャームポイントにできることもあるのですが、子供の頃に顔のことでからかわれたり、変なあだ名をつけられたりした人は、大人になってもコンプレックスを抱えていることがあります。
また、顔立ちは整っているのに、垢抜けない雰囲気や古風な印象がすることから、顔に自信がないという人もいます。このような人はメイクによってガラッと雰囲気を変えることも可能なので、自分に似合うメイクを研究したりメイクレッスンを受けることで、自分の顔に自信が持てるようになるでしょう。
2.自分のことを好きになれないので

自分の顔が嫌いな人の中には、問題は顔ではなく、自分自身を好きになれないことが原因で自分の顔も嫌っていることが多いようです。顔立ちなど他人から見て悪いようには見えない場合でも、自分の顔が大嫌いであるという人もおり、そのような人の場合には、自分の顔の問題ではなく自分自身のことが嫌いである可能性が高いようです。
このようなタイプの人は、たとえどんなに美人であったとしても、自分自身を嫌いであるために、自分の顔も好きになれない人が多いと言われています。化粧を変えたりヘアスタイルを整えてみても、自分の内面からまずは改善しない限り、好きになることができないのです。このようなタイプの人は、セルフイメージが低い人であると言えるでしょう。
セルフイメージが低い人は、自分自信を低く評価して、自分には価値がないとまで思ってしまうことがあります。そのため美しい顔立ちであっても自分の顔を美しいとは思えず嫌いになってしまいます。逆にセルフイメージが高い人は自分に自信がありますので、美人とまでは言えないような顔立ちであっても自分の顔を愛することができるそうです。
このようなことから、自分の顔が好きか嫌いかということは、自分自信のセルフイメージの問題が強く関わっており、セルフイメージが低い=自分自身が嫌いであることから、自分の顔も嫌いになってしまうことが多いようです。
3.顔のパーツに不満がある

自分の顔が嫌いな人には、自分の顔がきもい・生理的に受け付けないという人もまれにいるようです。このような人の場合には、「醜形恐怖症」という病気である可能性があると言われています。醜形恐怖症とは、自分のことを醜くて汚れていると思い込んでしまう精神障害の一つです。
自分の容姿に極度のコンプレックスがあるため、そのことが原因で常に容姿が気になり、社会生活に支障をきたしてしまう恐怖症であると言われています。このような醜形恐怖症の人の場合には、一度専門医を訪れる必要があるかもしれません。醜形恐怖症については、後述にて詳しく説明していきます。
顔のパーツなどにコンプレックスがあって、自分の顔が嫌いという人もいます。「目が二重ならよかったのに」「鼻が低すぎる」など、1ヶ所でも不満なパーツがあると、顔に全く自身が持てなくなってしまい、自分の顔が嫌いになるのです。そして、そのコンプレックスがあるために、自分の顔を見るのが嫌になってしまい、鏡も見れなくなったりします。
このようなコンプレックスを抱いている人の場合には、そのコンプレックスを解消するための努力が必要になります。まずはどこにどのようなコンプレックスを抱いているのかを確認し、そのコンプレックスを解消するための方法を考えるようにしてみましょう。
4.自分の顔がきもい、生理的に受け付けない

自分の顔が嫌いな人には、自分の顔がきもい・生理的に受け付けないという人もまれにいるようです。このような人の場合には、「醜形恐怖症」という病気である可能性があると言われています。醜形恐怖症とは、自分のことを醜くて汚れていると思い込んでしまう精神障害の一つです。
自分の容姿に極度のコンプレックスがあるため、そのことが原因で常に容姿が気になり、社会生活に支障をきたしてしまう恐怖症であると言われています。このような醜形恐怖症の人の場合には、一度専門医を訪れる必要があるかもしれません。醜形恐怖症については、後述にて詳しく説明していきます。
5.精神的に不安定である

悩みを抱えていて精神的に不安定になると、自分に自信をなくしてしまったり嫌悪感を持ってしまうことがあります。そのような場合、自分の顔も含めて嫌いになってしまうことがあるでしょう。
この場合も本来は顔とは関係がないことで悩んでいるために、精神的に落ち着けば顔への嫌悪感も薄まると考えられます。自分がダメな人間に思えてしまうような悩みを抱えていると、顔にも自信が持てないでしょう。鏡を見てもきっと自信がなさそうな自分が映っているに違いありません。
まずは自分の心のケアが必要なので、気分がリフレッシュできるようにゆっくり休み、元気を取り戻しましょう。
自分の顔が嫌いな人は醜形恐怖症である可能性も!
醜形恐怖症の人の特徴

前述したように、自分の顔が嫌いな人は醜形恐怖症である可能性があるとも言われています。このような精神障害の一つでもある醜形恐怖症の人には、以下のような特徴があるようです。
・他人から見た場合に、全く気にならないようなことであっても真剣に悩んでおり、説得しても聞く耳を持たない
・人の目を異常に気にするため、人目をおそれる傾向がある
・シンメトリー(対称性)にこだわる
・他人に打ち明けることも苦痛なため、発見までに時間がかかる
・常に他人からの目を意識してしまうため、自分の顔レベルが気になって仕方ない
醜形恐怖症になってしまう原因

醜形恐怖症になってしまう原因には、以下のようなものがあるようです。
・幼少期に受けた自分の外見に関する精神的なトラウマ
・不安の強い母親に育てられたため、幼少期に「愛情飢餓」であったため
・自分自身のコンプレックスに対する強い思い込み
・美に対して強い執着心があるため
醜形恐怖症を克服する方法

1. 自分の顔に対する間違った捉え方や思い違いに気づく
他人からは特に気にならないようなことを、異常に気にする傾向が高いため、まずはその異常なまでの思い込みを改善する必要があります。
2. メンタルクリニックに通う
あまりにも思い込みが強く、自分自身で努力をしても改善されない場合には、メンタルクリニックへ通うことをおすすめします。専門医にきちんとした診断をしてもらい、そこで認知行動療法など自分に合った方法で理想と現実のギャップを埋めていくようにしましょう。
自分の顔が好きになる6つの方法
それでは、自分の顔が嫌いな人や、自分の顔に自信がない、自分の顔が好きになれない人のために、次からは自分の顔を好きになる方法を紹介していきます。自分の顔が嫌いな人は、これらの方法で自分を好きになる努力をしてみてください!
1.同じ悩みを持つ人と話をする

自分の顔を好きになるには、まずは同じ悩みを持っている人と出会い、同じ悩みを共有してみることから始めてみることをおすすめします。同じ悩みを共有することにより、恐怖心や孤独感が薄れ、安心することができます。また、同じ悩みを持っている人であれば、お互いの中に強い親近感が生まれ、一緒にいることで明るくなることができるからです。
気持ちが明るくなれば、性格や心理にもそれが影響するために、自分の顔を好きになることができるかもしれません。同じ悩みを持つ同士であるため、お互いに素直になることもでき、顔や外見について褒め合ったりなどのトレーニングをすれば、少しずつ自分の顔を好きになることができるでしょう。
2.自分の顔を変顔アプリで笑いに変える!

少し荒治療ではありますが、自分のコンプレックスをあえて笑いに変えるという方法もあります。相手が笑っている姿を見ると、自分もだんだんと面白くなってきて、自分が悩んでいることは意外に小さいな悩みであるということに気づくことができます。
今は自分の顔を「変顔」に変えることができるアプリなどもたくさん出ているので、これらを利用して笑いに変えてみるのも良い方法です。このように、自分の抱えているコンプレックスが、小さな悩みであると気づくことができれば、コンプレックスを克服することができるようになります!
3.髪型を変えてみる

比較的簡単な方法に、髪型を変えてみるという方法があります。簡単な方法ではありますが、髪型によって人の顔のイメージは劇的に変化することがあります。そのため、自分では思ってもいなかった魅力に気づくことができるかもしれません。髪型を変える場合には、思い切って全く違う髪型にすることをおすすめします。
長年同じ髪形を続けている人は、ロングヘアをショートにしたり、パーマやカラーで雰囲気を変えることで、これまでとは全く違う印象になることができます。美容院で似合うヘアスタイルについてのアドバイスをしてもらうのもよいのではないでしょうか。
髪型を変えることで周りの人からも褒められることが多くなり、他人からの良い評価を得ることで自分自身に自信が持てるようになります。そして徐々に自分の顔を好きになることができます。
4.ファッションを変えてイメージチェンジをする

自分の顔が嫌いという人は、オシャレへの関心も薄いかもしれません。どうせオシャレをしても無駄だと思い、服装にも無頓着ということはないでしょうか。
しかし、人は着るものによってガラッと雰囲気が変わります。カジュアルな服装が多い人がスーツを着ると別人のように見えることもありますよね。着る服の雰囲気によって顔の印象も変わるものなのです。
これまでとは違うテイストの服装を選ぶことで、新しい自分を発見することができるかもしれません。思い切ってこれまでチャレンジしたことがなかったような服装をしてみてはいかがでしょうか。
また、帽子やメガネ、スカーフやアクセサリーなどの小物を上手に使うことでも雰囲気はずいぶん変わります。小物使いを工夫することで「オシャレだね」と褒められることも増え、自分への自信につながるでしょう。
髪の毛をバッサリ切るのは勇気がいりますが、ファッションを変えることなら気軽にできますよね。自分に似合うファッションが見つかれば、きっとオシャレがどんどん楽しくなって自分の外見にも自信が持てるようになっていくでしょう。
5.悩みやストレスを抱えていれば改善する

自分の顔を好きになるために外見の印象を変えることは効果的ですが、内面が問題となっている場合は自分を見つめ直すことも大切です。大きな悩みがあったり、ストレスを抱えていたりすると、外見が魅力的になったとしても、満たされない虚しさを感じてしまうことがあるでしょう。
そのような不満から自分を否定してしまい、自分の顔を醜いと感じたり、好きになれなかったりするかもしれません。このような状況を改善するには自分の気持ちが前向きになるように、環境を整えなくてはならないでしょう。
ポジティブになろうと思ってもなかなか無理してなれるものではありませんので、ストレスをためないようにするなど少しずつ環境を改善しながら自分のケアをすることが大切です。落ち着きを取り戻せば、自分の顔を含めて自分自身に対しての自信を取り戻すことができるでしょう。
まとめ

自分の顔が嫌いな人の心理などについて紹介をしてきました。自分の顔が嫌いな人は、そもそも自分自身に自信がない人であることも多く、セルフイメージが極端に低い可能性もあることがわかりました。このような人の場合には、セルフイメージを高めるためにも、まずは自分を見つめ直すことが重要になります。
そして、自分の顔を好きになる方法としては、同じ悩みを持つ人と悩みを共有しお互いを支え合ったり、コンプレックスをあえて笑い飛ばすというような方法も有効であると言われています。ほかにも自分の新しい魅力を発見するために、髪型を変えてみたりファッションのイメージを今までとは全く違うものに変えてみるというのも、手軽にすぐとりかかれるのでおすすめの方法です。
そして、自分の顔が嫌いな人は、感受性が強く裏を返せば常に自分自身をよくしたい、好きになりたいと思っている人であるとも言えるでしょう。それは、向上心でもあり、今の現状よりもポジティブに考えることができる可能性があるということでもあるので、自分自身を悲観する必要はなく、いろいろな可能性を求めてチャレンジしていくことが大切です。
ただし、自分の顔が嫌いな人の中には、「醜形恐怖症」という自分の顔レベルを常に気にしてしまう精神障害である可能性もあるため、醜形恐怖症の特徴や原因などに心当たりがある人は、一度専門医に相談をすることをおすすめします。